都合や規模に合わせてお店開き。

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事業形態を決める

販売業・サービス業の場合

販売業を開業する場合は、まず、どのような形態でお店を出店するかを決める必要があります。
オリジナルのお店を出店する場合は、店舗の設営にかかる工事費用や不動産の初期費用などを頭に入れておく必要がありますが、自分の思い描いたお店を出店するためにはある程度のリスクは仕方ないともいえます。

また、オリジナルのお店を出店する以外にも、フランチャイズに加盟して開業するのもひとつの方法です。フランチャイズのメリットは、未経験でもノウハウを吸収するのが容易で、また、ある程度の知名度もあらかじめ確保できているので、展開がスムーズに行きやすいことなどがあげられますが、初期費用として本部への加盟金などが必要となるのである程度の資金が必要となります。

初期費用が比較的安く抑えられるには無店舗経営が最適です。クレープ屋さんや揚げパンなどの移動販売は、ワゴン車が店舗となるので不動産の費用は不要です。また、インターネット販売から始める場合は、努力ひとつで開業費用を安く抑えることが可能です。

店舗の形態
店舗型
無店舗型
種類
オリジナルのお店
飲食店・小売店・美容室・理容・トリミングサロン・ペットショップ・動物病院・エステサロン・パソコン教室・学習塾など
フランチャイズ
コンビニエンスストア・その他チェーン展開をしている飲食業や美容など
代理店
保険・金融などのサービス代理や携帯電話の販売など
移動販売
主に弁当・クレープ・ホットドッグなどの軽食販売など
インターネット販売
あらゆるジャンルの商品やサービスの販売が可能(法律で規制されているものを除く)

事務所・SOHOの場合

WEB系のクリエイターや各士業(行政書士・司法書士・社労士・弁護士・税理士など)で独立・開業する場合は、オフィスを構えるかそれとも自宅を事務所とするかを選ぶことになります。

子供や愛犬をそばに置きながら仕事をしたい人にはSOHO(自宅件オフィス)がうってつけです。開業資金も安く抑えられます。ですが、電話や住所などが自宅となるため、インターネットなどで自分の事業を宣伝しにくくなります。また、電話回線を2本以上引かないと公私混同の電話番号にもなるので注意が必要です。

事務所の形態 資金 規模 特徴
専用の事務所 小~大 安い場所からスタートすればそれほど費用はかからないので、規模が小さいうちは、賃貸住宅情報の「事務所利用可」のアパートを探して借りるのがおすすめ。
小さいながらも電話・ファックス・コピー機・デスクなどをそろえればそれなりに「我が城」となるので、モチベーションのアップにも繋がるかも!?
レンタルオフィス 安~高 東京都内などの一等地のオフィスが月4~5万円台位で使用できるのが魅力です。なかには1日1時間ほど使用できるミーティングルームがあるオフィスなど、さまざまなサービスを提供しているところがあります。
一部屋が1坪くらいの部屋が多いので、少し窮屈な印象は拭えません。
都会に近い方が便利な起業家にはうってつけといえるでしょう。
SOHO 魅力はなんといっても初期費用がかからないところですが、現在住んでいる住居が「事務所利用可」でなければ問題があります。後で管理人さん等に見つかって引越しをせざるを得なくなり、結局費用がかかる…なんてことにならないように気をつけましょう。
子供やペットと一日中一緒にいられるという魅力もありますが、仕事に集中できなくなるデメリットも。

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