税金の申告に役立つ仕訳の知識

個人事業主の経費の仕訳と勘定科目

個人事業主の通勤にかかる費用は旅費交通費として経費に計上する事ができます。ただし、明らかに非合理的に遠回りしていたり、グリーン車を頻繁に利用するのは調査の対象となります。

パスモやスイカを利用して不定期に交通機関を利用する場合は、利用履歴を取得するサービスを利用し、税務署員に追及されても答えられるようにしておきましょう。

タクシー代は基本的に旅費交通費として計上できますが、得意先を接待して移動する際に利用した場合は交際費となります。

取材がメインの旅行であっても、観光に費やした分は経費にはなりません。どのような仕事や業務が目的であったかを明示できるようにしておきましょう。

フリーのカメラマンである個人事業主の博多氏は、撮影のための航空券20,000円を

（借方）　旅費交通費 20,000　（貸方）　未払金 20,000

個人で漫画家として活動している籠島氏は、取材のための2日分の宿泊代金20,000円と観光の為に費やす1泊分の宿泊代金10,000円を事業用のクレジットカードで支払った。
カードの支払日は翌月末である。

（借方）　旅費交通費 20,000　（貸方）　未払金 30,000
（借方）　事業主貸 10,000