中身と外見どちらも重要。
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自分が作ったケーキを販売する職業。もし開業当初にひとりでやるとすれば、材料の仕入れ・接客・レジ・包装・包装紙をはじめとした雑貨等の補充、機器のメンテナンス、掃除などをこなさなくてはなりません。
また、ケーキは開店前に作っておかなければならないので朝も大変です。開業をする前にそれなりの覚悟をしておく必要はあるでしょう。
上記は必要最小限の業務ですが、売れるケーキ屋さんになるためには、それぞれのケーキを美味しそうに見せる工夫をしなくてはなりません。
ポップなどを制作してケーキの名前と味をアピールし、どのような特徴があるかもしっかりと伝えましょう。誕生日などのお祝い用のケーキの注文に関しても事前に準備しておく必要があります。
また、クリスマスなどの繁忙期にいかに上手に販売するかによってリピーターの多さが変わってくるので、手を抜かずにリピーター獲得に励みましょう。
ケーキ屋さんは全国各地、都会から田舎まで幅広く展開されています。デパ地下やスーパー、コンビニに至るまでどこでも手軽に変えるので、ケーキ屋さんでケーキを買うにはそのケーキ屋さんのケーキを食べたいと思わせなくはなりません。
そのためにはお店独特の特徴を持つことが必要です。どこにでもあるようなケーキしかないのであればもっと安価なスーパーで買おうと思うのが普通です。ケーキ屋さんならではのケーキを置いておかなければわざわざ足を運んでもらうのは難しいでしょう。
例えば、カロリーを気にする人や健康を気にする人向けに低カロリーで体に良い素材を使用しているようなコンセプトがあると話題にもなり、口コミで広がっていく可能性もあります。自分が得意とする分野からコンセプトを考え伸ばしていきましょう。
コンセプト・オリジナル感
味の研究
ポップなどのオシャレ感
清潔感
製菓学校などのスクールを卒業しているのであれば基礎知識は大丈夫ですが、未経験から開業を目指すのであれば、まずはなんとかどこかのケーキ屋さんに雇ってもらい、修行をするつもりで経験を積みましょう。
慣れてきたら自分オリジナルのケーキを作る練習を始めます。できれば自宅でたくさんケーキを作って練習に練習を重ねてたくさんの人に試食をしてもらいましょう。
ひとつでも多くのケーキを作ることが上達の近道となります。また、ひとりよがりのケーキにならないように、いろいろな場所に視察したりケーキ教室に参加したりするなどして幅を広げていくことも重要です。
以前は女性客をターゲットとしたケーキ屋さんがほとんどでしたが、近年では男性客も急増しています。女性の多い場所に開店しなければいけないという固定概念は必要ないでしょう。逆に男性をターゲットとしたケーキ屋さんがあっても不思議ではないくらいです。
とはいっても立地によっては女性客がほとんどの場合もあります。開業する場所のケーキ屋さんをたびたび訪問して客層をしっかりと把握しておきましょう。年齢も重要です。
団地が近くにある場合にはやはり主婦層をターゲットにするのが無難ですし、オフィス街では女性客と男性客の比率が場所によって違うので研究しておきます。デパ地下の場合でも銀座など女性が多い場所では女性中心になりますし、新橋などのサラリーマン街では男性客も大勢訪れます。
入念に下調べをしておきましょう。
保健所から「菓子製造業」の許可および「営業許可申請書」をもらう必要があります。
もちろん税務署に「開業届」を提出することも忘れずに。
製菓衛生師・製菓技能師などの資格は開業には関係ありません。
店舗初期費用 | 100~300万 |
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店舗の外装・内装 | 200~400万 |
厨房の設備費など | 100~200万 |
その他備品 | 100~200万 |
開業経費 | 50~70万 |
初期仕入れ費用 | 10~50万 |
リサーチなどの費用 | 10~30万 |
計 | 570~1,250万円位 |
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