カフェ開業（経営方針・コンセプトを考える）

いちばん重要なお店の指針。

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お店・職種別ガイド

おしゃれな雑貨店の窓カフェを開業したい！と思っても、何から考えればいいのかわかりませんね。
何を決めるにしてもまずはこのコンセプトを決めておけば、統一感も出ますし、後々になって考えがまとまらずにやり直しに、なんてことも少なくなります。
後で後悔しないように、今のうちにじっくりとターゲットとする客層やお店のタイプやどのような料理を提供するのかなどをまとめて統一感が出るように考えておきましょう。

ターゲット層を考える前に

まずはお店にとって自慢できる一品を決めましょう。具体的には

海外や一流ホテルなどで修行した料理人の食事がメインのカフェ
とにかくコーヒーにこだわる
スムージーなど、場所に合わせて季節ごとに変わったメニューがある
種類の豊富なケーキがウリのお店
自慢のスイーツがウリのお店
こだわりのハンバーガーがあるアメリカンテイストのカフェ

などを決めることで、ターゲットとなる客層も見えてきます。

どのように過ごしてもらうか考える

ウリとなる一品などが決まったら、それに合わせて客層やそのお客様の過ごし方などをイメージしてみましょう。

静かにのんびり一人でくつろぎながら食事やカフェができる。
同僚や友達同士でわいわい賑わえる雰囲気のお店にする（静かすぎないイメージ）。
本格的な料理を楽しんでもらう（お値段も高め）。
スイーツが自慢。昼から夜までスイーツを前面に出してカフェとのセットでくつろいでもらう。
海の近くなど、良い景色を見ながら食事やカフェを楽しんでもらう。
男性ひとりでも気兼ねなく入れる雰囲気にする（お店の雰囲気を女性ぽくしすぎない）。
女性ひとりで気軽に入れる感じにする（女性スタッフ中心、など）。

以上は例ですが、このように、お客様にどのように過ごしてもらうかを考えると、さらにターゲット層が見えてきます。

市場調査もしてみよう

今までいろいろなカフェで食事やお茶などをした人でも、お客さん目線と経営者目線では考えることも頭に入ることも全然違ってきます。
少し面倒でも、いろいろなカフェに行って、成功しているカフェであれば

なぜこのお店は繁盛しているのか
何をウリにしてお客様が定着しているのか
何年続いているのか
どのようなお客様をターゲットにして成功しているのか

などをしっかりと調査し、また、あまり人が入っていないカフェであれば、何がいけないのか、自分であれば何を改善するか、などを考えてみましょう。

ターゲット層が決まったら

コンセプトに沿ってオリジナリティーを出した雰囲気づくり

ターゲット層が特定したら、お店の雰囲気を考えてみましょう。お店の雰囲気に統一感を与えには主に以下のようなポイントがあげられます。

お店の外観
お店の壁の色・模様など
壁に飾る絵
お皿・コップなどの食器やグッズ
メニューの雰囲気
中心とする音楽・BGM
スタッフの服装
お店に飾るこだわりアイテム
テーブル・椅子
余裕があれば飾りの家具等

賑やかな雰囲気にするのか、落ち着いた雰囲気にするのかなどによってさまざまですが「ただ単に安かったから」など行き当たりばったりで揃えないように気を付けましょう。

お店の名前を考えよう♪

お店の名前を考えるのはとても楽しく、ウキウキしますね♪ でも、一度決定してお店を出したらオーナーが変わるなどしない限り名前を変えることはほぼありえませんので、いろいろな要素を踏まえて慎重に考えなければいけません。

覚えやすい
言いやすい
コンセプトに沿っている
オリジナル性がある

などを全て満たした名前を考えましょう。
自分で「これだ」と思った名前でも、他人が聞いたら「？」と思うこともあるので、いろいろな人に吟味してもらって急がず慌てずに決定しましょう。

ロゴを作ろう

経営方針やターゲット層そしてお店の名前も決定したら、今度はロゴを考えてみましょう。専門の業者に頼む方法もありますが、自分で作ったロゴの方が思いもこもっていて味のあるデザインができる可能性も高くなります。
世間一般で有名なカフェのロゴの中には、スタバのようにイラストだけのデザインがあったり、文字だけで作ったロゴ、イラストとロゴの両方を入れたロゴなどさまざまですが、基本的に多いのは、暖色（黄色・オレンジなど）をベースに黒または黒をバックにで文字を入れたロゴ（サンマルク・タリーズ・ルノアールなど）や赤と白でまとめたロゴ（銀座みゆき館・コージーコーナーなど）などです。

スターバックスのように緑や紫などの中間色を使用しているお店も多く見られます。オリジナル性を出すには思い切ったロゴを作るのも良いかもしれませんが、青などの寒色だけでのロゴは飲食店では基本的にタブーとされていて、あまり見ることはありません。

世間一般で有名なカフェのロゴも参考にしてみましょう。
（左から、スターバックスコーヒー喫茶室ルノアールサンマルクカフェタリーズコーヒードトール銀座コージーコーナーみゆき館お酢屋銀座）

お店のオリジナルアイテム（エプロン・マグカップなど）

ロゴも決まって開業のメドが立ったら、今度はお店独自のエプロンや制服、マグカップやお皿などを考えてみましょう。ロゴの色やデザイン・フォントとなるべく同じ雰囲気にすることが重要です。オリジナルのグッズを揃えることでお店の名前やロゴも覚えてもらいやすくなるでしょう。

ただ、開業当初は資金がギリギリの場合が多いので、最初から何もかもオリジナルで揃えるのは大変です。最初はエプロンとマグカップから・・など、徐々にオリジナルグッズを作っていくのが無理のない方法かもしれません。
資金に余裕があれば、最初から全て統一感を出してお客様にお店のイメージを頭に植え付けてもらいましょう。

マグカップもエプロンもインターネットで安く・早く制作しているので、いろいろ調べてみましょう。

オリジナルマグカップのお店	特徴
ファーストスティングオンライン	岐阜県の工場で制作。形もカラーも選べて自分でデザインするフリーデザインコースは1,523円から注文可能。
オリジナルプリント	いろいろなタイプのマグカップの中から選んで1個から注文可能。1個で注文する場合の最安は960円。10点注文で割引になる。
マグカップマーケット	注文から納期までの速さが魅力。ネットで簡単なデザインをするコースや、イラストレーターやフォトショップでデザインするコースなどがある。プロに頼んでお任せするコースも。

オリジナルエプロン・プリント	特徴
JET CHOP	最短で3営業日で納品してくれる。1点からオリジナルのプリントや刺繍が可能。Tシャツなどのいろいろなタイプの服のプリントも。
イメージマジック	Tシャツ・ポロシャツなど色々なタイプのプリントができるほか、オリジナルのユニフォームの制作も。マグカップも扱っている。
オリジナルプリント特急便	安価で注文が可能な広島県の印刷会社。エプロンの種類が多く、ネットでの見積も可能。